燃費に関するいくつかの考察

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米新車販売 トヨタ2位に浮上
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=224256&media_id=2

ニュースとは、直接は関連性が薄いですが。


よくわかってない癖にやたらとニュースにコメントつける
奴は、本当に鬱陶しいと思ったりもする。読んでも実りが
薄いし、読むだけ時間の無駄にしかならない。しかもタイ
トルに「なんつーか」なんてつける輩は、正直小学校で作
文の練習をやり直した方がいいと感じたりもするわけだ。

ハイブリッド車が環境にやさしい(といわれている)点は、
唯一「ゴー&ストップの多い状況において」「ガソリン車
より燃費がよい(=CO2排出量が少ない)という、ただ
1点において成立するものである。
これはどういうことかといえば、ほぼ一定の速度で走るこ
とができる場面ではハイブリッドシステムの重量が足枷に
なって、ほぼ同一のユーティリティスペースを備えるガソ
リン車と同等程度(か、場合によってはそれ以下)のCO2
排出量になる、ということであり、そしてさらに、CO2
以外の有害物質の排出量は、ハイブリッドシステムに組み
合わされるエンジンのポテンシャルに依存するということ
でもある。

交通量の相当に多い市街地で使う場合、ハイブリッド車の
少燃費性は相当高いし、化石燃料を使用する車では太刀打
ちできないのは事実である。一方で、僕らのように走りは
じめればほとんど止まることがなく、平均燃費が15モー
ドの130%(カタログ燃費8.5→実燃費11)という
ような使い方ではハイブリッドは単に燃費を悪くするだけ
のデバイスに過ぎない。僕らは頻繁なゴー&ストップの予
測される場所へは車ではでかけないようにしている。ハイ
ブリッドを選択するという方法と同様、車の使途を、車が
効率よく使える場所に限定するという方法も環境保護だし、
むしろ後者の方が総合的に優れている可能性もある。
僕らは遠出するときはできるだけ燃費の稼げる時間と道路
を使って、できるだけ相乗り相手を探してでかけ、市街地
へはプリウスよりも良い燃費の自動車を使い、そして公共
交通機関も活用するというのもまた1つの選択である。



ハイブリッド車の枕詞、といえば、「燃費がいい」である。
でも、「何と比べて」燃費がいいか、というのが、マスコミ
の口から語られたことはない。少なくとも僕は見たことがな
い。

ハリアーやクルーガーや、ましてLSが燃費がいい、などと
考えるちょっとおつむの弱い人はわきへおいといて、とりあ
えずわかりやすいプリウス。
現行プリウスの燃費は、だいたいコンバインで18キロ、高
速で13キロ前後、といわれている。僕の車は3リッターの
ヨンクの大型ワゴンだが、純粋な高速燃費は13キロに、届
くこともある。もう1台手元にある1Lのヴィッツは、20
キロに届く。参考までに、前に持っていた2Lのヨンクのレ
ガシイは15前後だった。


プリウスの低燃費は実はあの車体形状とタイヤが稼いでいる。
1.5Lのガソリンエンジンだけ積んだ、プリウスのガソリ
ン仕様が存在したとしたら、どうだろう。あのサイズの車な
らコンバインで15キロ前後出すのは余裕だろう。ハイブリッ
ドの効率なんか所詮そんなものだし、電池の生産と廃棄を考
えたら、3キロの燃費差などは簡単に消えてしまう。

ハイブリッドの本命は、プラグインハイブリッドにこそある
はずで、今のハイブリッドシステムはまがいものといっても
いい。50キロ圏内を夜間電力のみ、ガソリン一切なしで走
れるようになったときハイブリッドの真価が発揮される。次
のキーデバイスはプラグインハイブリッドを実現させるため
の、電池の開発にある。今は非効率な技術だが、将来性はハ
イブリッド側にあるといっていいだろう。

プリウスのサイズは、全長4475×全幅1725.
サイズ的には、カローラと
http://autos.yahoo.co.jp/ncar/catalog/detail.html?brand=TO&shashu=S040&fmc=F004&mc=M005&grade=G008
ほぼ同一である。少しプリウスの方が大きいが電池を積んで
いる分もあるから実効容積はほぼ同一と考えていい。どちら
の車も、今売られている車の中では車の基本性能としては底
辺クラスで、正直車としては見るモノはない。プリウスの後
席には大人が座るのは不可能だが、カローラなら30分くら
いは我慢できる。その位の違いはある。プリウスごときでい
い人は、実はカローラでも問題ない「はず」である。

Y!によればカローラの実燃費は12.1キロ。絶対的な燃
費に関してはプリウスが優位である。で、ライフサイクルコ
ストはどうなのか。

プリウス1.5Gが262万円のワンプイス。
カローラ1.5Xが144万円の値引きあり。差額120万円。
ガソリンが135円、月間750キロ走り7年間保有する
平均的な日本人だと、
プリウスのガソリン代が750/18×135×12×7
=472500円
バッテリ1回交換(13万円説あり)
計60万円で、ライフサイクルコストは320万円。
カローラのガソリン代が750/12×135×12×7
=708750円で、ライフサイクルコストは210万円。

もし、本当にプリウスがライフサイクルコストが安い
とすれば、ガソリン代と人件費でできあがっているタ
クシーは、みんなプリウスになっているはず。タクシー
は生涯50万キロ位走るが、何かハイブリッドにそれ
に耐えられないデバイス(=バッテリ)があるか、も
しくは値段が、LPGの方がやっぱり安いか、どちら
かであると考えていいだろう。

この計算を、誰かのニュースのコメントに書いたのだが、
何か気に入らなかったらしく、自説は自分の日記でやれと
書かれた挙句、消されてしまった。これは自説ではなくか
なり事実に近いモノであるし、まあパブリックな場所にコ
メントを書いた時点で批評を受け入れる覚悟はすべきだろ
う。都合の悪い何かを書かれたくなかったら、そもそもこ
んなところで何か文章にせずチラシの裏にでも書いてシュ
レッダーにかけておけばいい。まあ、そんなことはいい。
これが今のハイブリッド車の現実である。水素自動車は計
算せずにペイしないことがわかるが、ハイブリッド車は計
算しないとペイしないことはわからない。とりあえずそこ
まで技術は進んでいるといっていいだろう。



なんでヨーロッパでハイブリッドが売れないかというと、
http://www.auto-web.co.jp/news/car/world_658.html
最新のディーゼル車ではプリウスの燃費を凌駕しはじめた。
ポロはプリウスより少し小さいが、実効ユーティリティは
ほぼ同一と考えていい。
アメリカは日本と同様ディーゼルはほとんど市場に出回ら
ない国である。今のところ、このあたりのクルマはアメリ
カとは無縁である。

ガソリン車だと、これは日本ですでに買える。
http://www.volkswagen.co.jp/cars/golf/lineup_gt.html
実燃費が16キロ前後だから、プリウスと大きくは違わない。

そして、大抵のヨーロッパでは、プリウスが燃費がよく
なるような場所なんかない。少し市街を出ればきちんと
した無料の高速道路があるし、パーク&ライドの設備も
整っている。日本みたいに、郊外の信号が交通逆管制
(ふつうの速度で走るとすべての信号にひっかかるよ
うに信号が制御されていること。なかでも岡崎あたり
のR1はひどすぎる)になっていたりする場所なんか
ない。
あの信号は、絶対プリウスを売るためにトヨタ膝元の名
古屋人が策略したんじゃないかと思うのだが、それはどっ
ちでもいい。

ときに、クルマの修理代をご存知だろうか。いまどき
フレームをゆがめてしまうと、100万以下はまずな
いといっていい。うちの、700万のメルセデスベン
ツは、エアバッグASSYが交換できない(というか、
ダッシュボードASSYごと交換しないといけない)
ような仕組みになっている。エアバッグが交換できな
いということは、エアバッグが展開するような事故が
あったら、原則として廃車、ということである。
車の値段を書いたのは自慢ではない。だいたい僕の車
ではないし、僕はメルセデスなんて安物は買わない。
そうではなくて、700万もする高額車でも、ひどく
ぶつけてしまうと廃車が前提になってしまうほど、今
の車の修理代は高いということなのである。

いや、ダイムラークライスラーのことだから、単なる
コストダウンの可能性も捨てきれないが…

支払った金額=CO2排出量、ではないが、支払額と
環境負荷の間には強い関連性があると考えていい。
自動車は有意義な(場合によっては必要不可欠な)
CO2排出だが、3日で捨てられるダイエットマシー
ンは無駄なCO2排出である。自動車買う人よりダ
イエットマシーンを買う人の方が無駄にCO2を出
してることになるし、両方買う人はアウトである。
そんなことはどうでもいい。

環境負荷でいえば、自動車1台の生産=自動車1台が
生涯に消費するガソリン、と、僕は考えている。これ
はかなりあてずっぽうな仮説である。あるが、100
万円分の、本来しなくていい無駄な板金を想像してほ
しい。どの位無駄にエネルギーが使われて、どの位無
駄に環境負荷がかかっていることか。想像したものは、
だいたい事実であろう。

本当に環境にやさしいのは、燃費の1Lではない。事
故を起こさないことである。ハイヒールや革靴で運転
したり、さもぶつけてくださいといわんばかりに雨の
日や信号待ちのたびにライト消してかくれんぼしてい
るプリウスの、どこがいったい環境にやさしいという
のだろう。こういったクルマを見るにつけ、こいつ本
当は偽善なのではないかという思いがふつふつとわき
あがるのである。

以上でプリウスの話は終わる。

さて、燃費のいい運転とはなんだろうか。ガソリン高
騰にともなって、ろくに知識のない記者がまたこうい
う記事を乱発している。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=214448&media_id=10
とかね。だが、この程度のことは、はっきりいってや
り尽くした感がある。免許とって3ヶ月じゃあるまい
し、この程度のことができていなかった人はサヨウナ
ラなのである。そのカーナビはガソリン何L分の値段
ですか、とか、つまらんつっこみはおいとこう。
>「AT車はドライブレンジに入れてブレーキペダルを離すと、ゆっくりと走り出すクリープ現象があります。クリープ現象が起きてからジワジワとアクセルを踏み込んでいくと、リッターあたり1〜2キロは燃費が良くなりますね」(タクシードライバー)
これはあんまりだろ。タクシードライバーのコメントとは思
えないくらい低レベルだよ。クリープを確認せずにアクセル
踏む奴は暴走してコンビニにでもつっこんでくれ。
燃費とは関係ないが、ブレーキペダルの離し方で、その人の
運転技術はだいたいわかるよ。無神経にパッと離すようなや
つは、助手席の人間への愛情もそんなもんだ。きっと、シフ
トダウンするときにあらかじめ車体の前傾姿勢作って、ギヤ
が噛む瞬間にブレーキを緩める。
ATのシフトショックをブレーキで吸収しようとか、そうい
うことは考えたこともないだろう。こういう人の助手席に乗
る人は、あーかわいそうだ。

それにしても、こういう記事を見て喜んでいる人は、クルマ
買うときに燃費比較したりしなかったのだろうか。大抵のミ
ニバンは燃費なんか極悪だし、あれを1人で転がしている人
は裕福で、かつ環境の敵だな、とか僕は思ったりするんだ。

燃費稼ぐのは簡単だよ。大型バスの後ろ3mをぴったりくっ
ついて走ればいい。空気抵抗が大幅に減るから、3割くらい
燃費は伸びるはず。そのうちつっこむだろうけどね。

これも同じ理論だよ。燃費稼ぐ運転と危険からいちばん遠い
ところでやる運転とはほぼ同義だし、たまに相反することが
あっても、無駄な事故を避ければ車1台分くらいのガソリン
代はすぐ出てくる。どっちを優先するかは明白なんだ。そし
て、クルマのライフサイクルコストというのは、ガソリン代
だけでできあがってるわけじゃない。
タイヤとかバッテリとか、ブレーキパッドにオイルもそうだ。
無駄に壊さず無駄に交換せず、末永く使い切れってことだ。
いまどき5000キロでオイル交換するようなのは、それで
あっちのクルマは燃費が0.1キロいいって、僕はアホじゃ
ないかと思っている。

結局ね、クルマというのはインフラが9割なんだ。インフラ
が正しい方向に整備されれば燃費も良くなる。でも、今の状
況はそうではない。

次にくるのは、少燃費グッズである。でも、これは結論は
簡単だ。例外なく、効果はない。女が騙される代表格がダ
イエットグッズだとしたら、男が騙される代表格は少燃費
グッズである。
だってそうだろ。本当に効果があるとしたら、個人向けに
チマチマと売ってないで、メーカーに持ち込んでライン装
着してもらった方が、よほど数も出るし儲かるんだ。でも、
そんなことをした少燃費グッズはいまだかつて見たことが
ない。なぜないかというと、効果がないからだ。
10年間、日本の科学技術の粋を結集して、実燃費が0.5
キロ、上がらないものがだよ。なんか2万円くらいの部品
くっつけただけで、2割もあがると、ちらとでも思ったら
もう病気だからセンセのところへいった方がいい。
本当に効果があるとすれば、雑誌でもダブルブラインドテ
ストをする。被験者もデータ取る人間も、どれに装着され
ているかわからないようにして、最低でも同じ車を10台
は用意して、50000キロ程度走ってもらって結果をと
る。誤差ではなく、あきらかに有意な差が出れば効果あり
だが、それはありえないだろう。
ところが、雑誌では問題の少燃費グッズが装着されている
かどうか、被験者が知っている状態でテストする。距離は
せいぜい500キロで、テスト期間は1日。行きはつけず
に、帰りはつけて、有意な差が出たとか言っている。でも、
2割位の燃費の差などは、アクセルの踏み方1つで出るも
のである。これはテストとはいえない。
それ以上きちんとテストしないのは、メーカーからお金も
らったから一応インプレは書くけれども、それ以上人員を
投入してテストする価値はないと編集者もわかっているか
らだろう。いっておくが、実燃費が2割あがる装置が実在
したら、それは革命である。
本題とは関係ないが、PTFEの粉をオイル交換のたびに
エンジンにつっこんで、ついにエンジンぶっこわした話は
笑えるな。だって、250万キロ走る高速バスにPTFE
入れたなんて話聞いたことあるか?タクシーだって50万
キロ走るんだが、タクシーにPTFE入れた話は寡聞にし
て聞いたことがない。僕の車だって普通に20万キロ走っ
て絶好調だし、あんたそのエンジンで何百万キロ走るつも
りだよ。太陽までいくのか?挙句ストレーナ詰まらせてエ
ンジン壊したら、燃費も保護もなにもないよな。
普通に中等のオイル入れて、油量だけ管理して、指定周期
で交換しとけば、10万キロしか乗らない車、何も問題は
おきませんて。

次にやり玉にあげるのは、小玉だが軽自動車である。
こいつもまた、「燃費のいい」が枕詞につく。が、
実際に買って、乗ってみた人は一様に「思ったほどは」
という。当たり前だよ。売れてるのは燃費の悪い方
の軽自動車ばかりなのだから。クルマちゅーのは物
理学を超越できるプロダクトではない。前面投影面
積が大きければ空気抵抗をもろに受けるのだし、プ
リウスやインサイトみたいに居住性を度外視してラ
ウンドフォルムを作れば燃費は伸びる。頭上に無駄
な空間があって、しかも空気の流れを制御できるだ
けのデザインができる車のサイズがない車の燃費が、
いいわけがないんだ。

えっとね、背高ハイトワゴンの、ターボ車。高速道
路での実燃費は13キロ前後といわれている。これ
は複数の証言を得ているし、雑誌でのテストでもはっ
きり13と書いてあるのがあったから、およそ信用
できる数字だと思う。
前にも書いたが、僕の車は3Lの大型ワゴン。高速
道路での実燃費は、東北道なら13に届く。中央道
はアップダウンが多いので、西行きなら12は厳しい。
東行きは下り坂参考で16。レガシイは東名を800
キロ走って満タン法参考で17だった。
前にも書いたが、1Lのヴィッツは20キロに届く。
これで、いったいどこから軽自動車は燃費がいい、
とのコメントが出てきたのだろうか。

もちろん燃費は白日にさらされているし、少し調べれ
ばすぐわかる。買ってみて、3回もガソリン入れて見
れば、失敗したのがわかるだろう。まあ、10年くら
い前のマーク2とかから買い換えれば、それでもまだ
燃費はいいのかもしれないが、それとこれとは話が別
だろう。軽自動車にくっついた、そのエアロパーツ一
式がだいたい登録車と軽自動車のライフサイクルコス
トの差。エアロパーツ諦めれば、まったく同じ出費で
登録車がもてたりするわけだ。

そして、軽自動車は燃費が良くないことを、身銭を
切って体験した人が、3年後の車検のときにどんな
車に代替するのか、僕は不遜ながら実に興味があっ
たりする。

軽自動車という仕組みは、僕はまだ可能性を秘めて
いると思っている。その可能性を、前出のゴルフTSI
が見せつけてくれた。小さい排気量にターボとスー
パーチャージャー、それに2ペダルMTを組み合わ
せるというソリューションは、軽自動車そのものだ
といってもいい。エンジンが、ストイキオメトリー
で燃えているか、冷却のためにバンバンガソリン吹
いて、未燃焼ガソリンを無駄に垂れ流しているか、
それだけの違いである。
そういう意味でいえば、軽自動車の燃費改善のカギ
は、JC08にあるのかもしれない。
http://www.still-laughin.com/mt/monolog/archives/2006/12/2015jc08.html
JC08にヨーロッパのコンバインドほどの信頼性
があるかどうかはわからんが、10・15モードは
現実の走行パターンからあまりにもかけ離れている
といえる。

登録車も含めたカタログ燃費は、ここ10年くらい、
ずっと伸び続けている。最新のデータでは、約16キ
ロ。ところが、実走燃費はほとんど変化がない。9キ
ロ。その乖離は大きくなるばかり。もう、15モード
はダメなんだと気づかなければいけない時期にきた。
カタログで燃費比べるのなんか、はっきりいってアホ
だ。実際に走らせてみた統計データを見なければ、そ
の車のホントの燃費なんかわかんないんだよ。

(とはいえ、僕は15モードに近い燃費が出ない人の
運転技術はかなり懐疑的に思っている。もちろん使い
方にもよるけれど、僕の車は生涯燃費でも15モード
の120%くらい走ってるし、普通に遠出すれば130
〜140くらい出るからね)

そして、僕は、仮に現在の軽自動車が燃費がいいと
して、軽自動車に「買い換える」人を懐疑的に思っ
ている。軽自動車は135万だが、ガソリンは
135円である。よほどもとの車がユーノスコスモ
20Bでリッター2キロしか走らないとかいうので
あれば話は別だが、軽自動車にしてもリッターで2
キロなり3キロなり、改善すれば御の字だろう。
あなたはそのガソリンを、いったい年間何L消費す
るというのであろう。たいていの場合、買い換える
よりも、買い換えずにもう1年(ないし2年)乗っ
たほうが、経済的にも環境的にも優しいはずである。
車検を通すことに躊躇する人もいるが、車というの
は1ヶ月あたりに何万円も償却するシロモノである。
1ヶ月買い替えを伸ばすだけで、何万円も出費をお
さえることができる。税金は廃車にすれば月割りで
全部かえってくる費用だし、新しい車を買っても結
局はかかる費用である。車検代の5万なんか、1ヶ
月も乗れば償却できてしまう。車検なんか、とりあ
えず通してみて、あとダメなら通した直後にでも躊
躇なく手放せばいい。1ヶ月でも余計に乗ることが、
ライフサイクルコストを下げることにつながる。
結局、車は買ったら長く乗るに限るのである。

あなたの車は、あなたを幸せにしてくれただろうか。
僕の車は、まもなく20万キロに到達する。今でも
本当に満足しているし、まったく手放そうという気
にはならない。36万キロ乗るつもりで買ったが、
もっと乗ってもいいな、とさえ思っている。
車というのは燃費だけでできあがっているわけでは
ないし、僕の車に乗せた人は、みんないい車だと言っ
てくれる。燃費も大事だけど、自分で持って、本当
に心から満足できるか、長く持ち続けることができ
るか、というのも、燃費と同じくらい大事なのだと思う。

車というのは、使うことによってもCO2を排出す
るが、生産と廃棄にもコストがかかるものである。
本当に、いつまでも満足して乗り続けられる車を選
ぶことこそが、本当に環境に優しいやり方ではない
だろうか。
車は長く持つもの。買うときには、燃費だけにとら
われずに、もっといろいろなことを、よくよく、よ
く考えて買ってもらいたい。

そういう僕も、次はもっと燃費のいい車にしようと
思っている。

(2007.6.3)



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最終更新日:
yamanobori.net - www.yamanobori.net

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