灯火に関する2考察


★夜間、霧も出ていないのにフォグランプを点灯したがる人のメンタリティに関する考察

簡単です。前を見ていないだけです。
私達、水準以上のドライバーであれば、通常100m〜2km以上先を見て運転していますが、ヘッドラ イトが下向きであるということは、100m〜2km先は闇の中である、ということを意味します。人の 目は通常明るいところに視線を誘導されて、どうしても明るいところを見がちなのですが、ヘッドライト が下向きである、ということは、つまり「本来見るべき」100〜2km以上先を視線が追うのではなく、 実際には遠くをみているつもりになっていながら実は40m程度までしか見ていない、という人が、往々 にしているものです。
言葉や科学的プロセスはともかくとして、通常のドライバーであれば、これを嫌って郊外ではライトを上 向きにします。では、市街地ではどうか、というと、市街地の場合にはライト以外にも街灯であるとか、 他車のテールランプ、といった、他に明るいものがたくさんあるため、下向きであっても自車が照らす路 面に視線誘導される、ということは考えづらいのです。(ただ、暗い部分も当然ありますから、ここへ意 識して視線を誘導していかないと、コンビニの街灯の陰に隠れた停車車両の発見に遅れヒヤッとすること があることでしょう。そして、水準以上のドライバーなら、そんなところには絶対に車を停めません。)

フォグランプを点灯する、ということは、自車の直前の路面を明るくする、という行為に他なりません。 どういうことかと申しますと、普段から自車の直前しか見ていないんです。で、目の前に視線誘導されて いるから、フォグランプを点灯するとさらに明るくなる、と、錯覚してしまうのです。きちんと前方に視 線誘導している人なら、フォグランプを点灯することでかえって不快感を感じるはずなのです。
実際、目の前だけ明るくなるから、さらに目の前に視線誘導される。もう、悪循環です。

すべてがそうだ、と言いませんが、フォグランプをつけたがる人は、電球を満艦飾にして喜んでいる稚拙 なアメリカン組(注:合法なものについてはここでは問うていません。きちんと法を守った上で改造して いる人については、それは個性として認めたいと私は思っています)や、スイッチの操作方法もしらない おじさん組を除けば、キャブオーバー 型の大型トラックであるとか、ワンボックスであるとか、もしくはクロカン4駆であるとか、といった、 路面に対してある程度「見下ろす」ような姿勢で運転する車が多い、と思いませんか?こういう車は、ど うしても「見下ろす」姿勢になりやすいため、意識してとおくの路面を見るようにしないと、どうしても 直近に視線誘導されがちです。

私たち一般ドライバーの取る手段はただ1つ、こういった、前も見ずに運転している車には、近寄らない ことです。そして、そういう人が回りにいたら、こう教えてあげましょう。
海外で夜間フォグを点灯して走ると危険行為とみなされて逮捕されることがあるから、海外旅行の時は注 意するんだよ、ってね。

★停車するたびにライトを消したがる人に関する考察

簡単です。彼らにとって、「停車中」は「運転中ではない」のです。だから、走行中、と、停車中、をき ちんと区別して灯火を操作したがるのです。それを、眩しいとか眩しくないとかいう、実にくだらない議 論にすりかえてしまうため、話がややこしくなるのです。
停車中もきちんと安全確認を怠らない人であれば、停車するとさっさと無灯火(=スモールはヘッドライ トではない!)にしたがる輩が路上に存在することがいかに危険か、というのは、身にしみて感じている はずです。その上で、対向車のヘッドライトの眩しさが受忍の限度であるかどうかが争われるべきです。 即ち、停車するとライトを消したがる人、というのは、「停車した、さー休もう」「前の車が発進したか ら発進」と、その程度の運転しかできない人、と捉えることができます。(もし、灯火を消しながら周囲 の確認を怠らない人がいたら、その人はもっと問題あり、です。即ち、具体的に危険性を感じているにも かかわらず、その危険の認知が具体的な行動に繋がらない、つまり、手と頭が全くバラバラな行動をして いることになります。もしくは、周囲に目を配っていながら、無灯火の危険性に気づかないとすれば、そ れは「見ているふり」をしているだけで、実際には見ていないのです)
もっと言います。
走行中の対向車のヘッドライトを、眩しいと言う人はまずいないはずです。(まれに眩しい車もあります が、それはただ単に光軸がずれているだけですから、光軸を調整するだけの話で、それを理由に点灯消灯 の議論をするのはただの議論のすりかえです)と、いうことは、走行中と同様に視線誘導していれば、 (確かに交差点の構造上ライトが天を照らすようなところはありますが)原則として「眩しい」と感じる ことはないはずです。つまり、停車中のヘッドライトを、眩しい、と感じる人は、明るいところに視線誘 導されているに過ぎないのです。で、自分から明るいところだけを凝視して、で、眩しいと言っている。 (確かに、歳を経るに従ってそういったものが眩しいと感じるようになるそうですが、それは「走行中」 に比して「停車中」が著しく眩しい、と感じることとは直接には繋がりがありません)交差点の構造や、 車高の違い、ライトの配光特性、といったものは、応用問題で、それによって臨機に点灯消灯を選択すれ ば良いわけで、このへんは安全性との比較検討の問題であって、デフォルトでライトを消す、ということ は(一応法律でも禁止されていますし)マナーとか、そういった次元の問題と一線を画しています。

仮に眩しいと感じるのであれば、走行中もライトを消して下さい。それならあなたの考えを議論の遡上 に上げましょう。勿論、それがどれほど危険な行為であるか、は、まさかご存知ない訳ではないですよね?


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