B5.5passat写真コーナー
いろいろ機能をつっこみすぎてワケがわからん操作方法になってしまった電動ミラーの調整レバー。ヒーターと、調整と、格納の、別々の3つの機能がこれ1つにつめこまれており使い勝手はきわめて悪い。

パワーウィンドウのスイッチは、普通ではあるんだけど、すっと手を伸ばした位置が、後席のボタンでちょっと前につきすぎています。多分手の長い欧米人を基準にして作られたのだと思いますが、輸入するときにちょっと位置を調整する位はあってもよかったのかも。

260キロまで刻まれたメーター。昼間の視認性は良好ですが、ライトが、青色…かっこいいつもりなのかもしれませんが、視認性の面ではマイナスです。マルチインフォメーションディスプレイには、平均燃費や瞬間燃費、運転時間などが表示されますが、使い方はインストラクションマニュアルを見ないとわからないでしょう。とくに航続距離は概ね正確にあと何キロ走れるかを表示するので、ガソリンタンクの大きくないパサトには非常にありがたい装備です。
燃費は、カタログで8.5キロとなっていますが、…だいたい9キロ位なので車重を考えれば悪くないと思います。条件のいい一般道や、高速道路では10キロをこえるのはたやすいですが、市街地の渋滞にハマれば4キロ台もあります。まあ、それはどんな車も同じか。

ステアリングはこんな感じで、何もボタンの類はつきません。チルトとテレスコピック機能がつき、いずれも調整幅が広いので大抵の体形の人にぴったりな位置がみつかるでしょう。ただし、夫婦で別々の鍵を持って、夫の鍵では夫のドライビングポジションに調整され、妻の鍵では妻の、というような、キー連動のメモリー機能はついていません
。エアバッグの大きさは、まあだいぶ小さくなったんじゃないかな。世の中の車は、衝突の強さによって展開速度を変えるところまできていますが、この車は展開速度は1通りのみ。
ハンドリングはVW流のどっしりした感じで、同じプラットフォームを使うアウディの軽快なスポーツカー的味付けとはちょっと違う感じです。ゴルフの正しい車の動きに、アウディ流のしっかり感が加わった感じで、世界でももっとも操縦性のすぐれた車の1つだと言っていいと思います。

センターパネルは、ホンモノの木目で、木目調ではありません。エアコンの噴出し口は大きいですが、さすがにデザイン的には時代を感じるようになりました。2002年モデルではエアコンパネルの位置は純正状態では一番上になりますが、MMSが標準になってからは、純正もこの位置に変更になっています。
運転していて、満足感の高い車だと思います。とりあえず僕は12万キロ走ったんですけど、買い換える気はまったくありません。最低でももう12万キロはいくつもりです。
左下のスイッチは、ESPのスイッチです。雪道でムチャやったときにESPを1度作動させたことがありますが、

エアコンのパネル。ブラインドで操作するのはちょっとしんどいかもしれません。デフロスタや内規循環の、頻繁に使うボタンは四隅なので、なんとかなるかなあ…という位の感じです。

ティプトロニック付電子制御5速ATが奢られます。わりと賢いといえば賢いですが、しょせんはATなので。ティプトロなしのATなんか、僕には考えられない…っていうか、MT強く希望だし。DSGに強く期待ってところかな。
横に握って横に動かすカタチは、批判はあるけど僕はほとんど気にならないな。

カップホルダーは2穴式の普通のもので、1人で使ってる分には使い勝手は良好です。中央のへこみには細缶が入るようになっています。ただ、こぼしたときの掃除は大変です。

本革シートになります。ちょっと座面の張りが強く、シート自体の大きさもあまり大きくありませんが、日本人ならだいたいこれでOKでしょう。サイドエアバッグは備わりますが、むちうち軽減機能は備わらないのが、やはり基本設計の古い車のゆえん。えーっと、4時間位は座ってられるので、レカロが90点、ゴルフが85点として、だいたい80点、という感じでしょうか。国産車から乗り換えると、感動すること請け合いです。正しい姿勢で運転する人ならね。
シートヒーターは標準で備わりますが、ちょっと小さいスイッチをクルクルと回さないといけませんので肝心の手袋をしないといけないような寒さのとき、どうかなあ、という気がします。
乗り降りは、車高の高くない車でドアの形状もいいですから、乗り降りしやすい車と言えると思います。
内装は黒とベージュの2種類があって、ベージュのほうが華やかな感じ高級な感じはするのですが、やはり汚れやすいので実際に買う段になると黒のほうを選ぶ人が多いそうです。質実剛健を重んじるVWならではの車の選ばれ方です。

SRSカーテンエアバッグとサイドエアバッグが標準で装着されます。このへんで手抜きがないのがVW流ですが、国産車も同価格帯の車ならたいていカーテン&サイドエアバッグは標準装備。
骨格は10年選手の車ですから、骨格としてのストレングスはそんなに高くありません。ユーロNCAPで4つ★ですが、今は5つ星を取る車が続々と出ていますから、特筆するような安全な車であるとは言いがたいと思います。ただ、メーカーの姿勢として、VWの車はテストに出ないところもちゃんとしている、という感じがして運転していて安心感があります。

ライトのスイッチは、ちょっと手元から遠いので、少しだけ肩を浮かせないと手が届きません。2〜3ミリ位の差なんだけど、ゴルフはかなりいい感じだったからなあ。クリック感は200万くらいの車って感じだな。

小物入れは、国産車と違ってそんなに多くありません。この位置はデッドスペースなので大抵の車に何かしらのスペースがありますが、僕はこの位置にETCを設置してしまいました。

後方視界はこんな感じで、やはりワゴンは使いやすいと感じます。当然ですが、パーティションネットは標準装備。ただし、ボルボのように左右分割でシートを倒したときに片方だけパーティションネットを取り付けるという芸当ができず、つけるか外すか、2つに1つです。
2002年モデルにはリアシート中央にはヘッドレストは備わらず、シートベルトも装備されないので、中央席に人を乗せることは考えないほうがいいでしょう。法規上は5人乗りですが、実質的には4人乗りと考えていいと思います
(注:2005年モデルには中央にヘッドレストとシートベルトが装備されています…いつ変わったのかは不明)
後席も座った感じはとてもいいと思います。定石通り前席より高い位置に(といっても、ダブルフォールディングだからそんなに高いわけではないが)座って、シートバックの高さも十分あります。座った感じも良好ですから、70点か、75点くらいつけてもいいかもしれません。ドアの形状もほぼ四角で、乗り降りもしやすいでしょう。

運転席からのノーズの見え方はこんな感じで、今時の車としてはかなり優秀なほうだと思います。車のサイズは決して小さくはないですが、運転してるとあまり大きさを感じずに、運転しやすい車の部類だと思います。内装にもうねうねしたラインがないので車両感覚のわかりやすい車と思います。

ハザードスイッチは、あまり褒められたものではありません…下の面と段差もないですし、とっさの時に手をのばすためには少し慣れが必要かもしれません。

コンソールの大きさはこんな感じで、車格から考えると小さめでしょう。内部まで植毛処理されているのは、やはり高級車。

フロント部のガラスの傾斜はこんな感じで、エモーショナルではありますが、乗っていて閉塞感はあまりないと思います。最近の車としては優秀なほうでしょう。頭上のクリアランスもいい感じだと思います。

B5.5になって、フロント周りは大幅なフェイスリフトを受けました。まあ格好よくはなったと思うんだけど、残念ながら前後のバランスは悪くなってしまったような気がします。
ロードクリアランスは、国産車よりかなり小さめなんで…まあ普通の道路で底を擦ったことはないんですけど、未舗装林道では結構ガリガリやってるな。アウトドアで使うにはちょっとしんどい車高かもね。
ボディーカラーは、僕白がいいんだけど、白はないんだよね…

リア周りはこんな感じで、あまりエモーショナルなデザインではなくシンプルでプレーンだと思います。セダンはかなり後ろのルーフが下がっていて、頭上のスペースがあまり広くありませんから、常時4人乗せるつもりならワゴンの方が使い勝手が良いでしょう。後ろがストンと落ちているから、後ろ方向の感覚もわかりやすくて運転は楽だと思います。
ブレーキランプが丸なのは、丸は遠くから見たときと近づいてみたときとであまり見た目が変わらないので距離感が把握しにくく、深夜の高速道路などで追突を誘発しやすいといえます。

アクティブトルクスプリット式の4駆で、アウディクワトロと全く同じシステムす。で、見た目は普通のワゴンなのですが、車重が1.7tもあります…重すぎです。運転してても重さを感じます。

リアのルーフは最後まで下がらず、きっちりカーゴスペースを確保します。デザインよりも実用性重視の設計で、BMW3シリーズツーリングやメルセデスCクラスあたりより、圧倒的に使い勝手は良好でしょう。直接のライバルはアウディA4アバントクワトロだと思うのですが、A4よりはボディサイズが一回り大きい上に、バックドアの傾斜も小さいですから、積載性を重視するのであれば、パサートはいい選択だと思います。

V6・30バルブのエンジンを縦置きにします。気筒あたり5バルブですが、今のエンジンは気筒あたり4バルブの方が効率がいいことになっています。アウディ製の古いエンジンです。やはりエンジンは縦置きに限るな。ただ、縦置きではあるのですが、オーバーハングにエンジンがのっているので、ノーズが重い…ノーズが重くて鈍重です。このおき方は車軸を中心にして上下に震動が出るのですが、2002年モデルではかなり振動は押さえ込まれている感じがします。
190馬力しか出ていない2.8Lですから、どこから踏んでもパワフルで、非常に扱いやすくしつけられたエンジンでしょう。ただ、上まで回しても伸びはありません。実用性の高いエンジンだといえるとおもいます。
燃費は、9キロくらいかな。高速で一番出たときで、13くらい。車重と排気量と4駆であることを考えれば、なかなか立派な数字と思います。

おまけ−これがマイナーチェンジ前のB5のフロントフェイス。あんまり見ない車ですね。
パサートのリアサスは、FF系と4駆系で違う形式になっており、この車は4駆でダブルウィッシュボーンになります。ちょっと横方向の剛性が弱い…カナ?と感じることがないこともないんですけど、すごく正確に仕事をこなしてくれるヤツだと思います。下のアームしか見えないけど、アームの長さは結構長いように見えます。
FFはトーションビームで、例によってダンパーとバネが別体に置かれている設定です。初期型は少しゴトゴトしたそうですが、多分後期に入ってからは悪くない動きをしているハズ。
こう写真で見ると、ちょっとダンパーはあんまり効率のいい位置についてませんね。でも、容量はすごくデカい。交換しようとしたら、1本6万円とか言われました。国産車のダンパーだと、レガシイのリアで1万5千円くらいかなあ。
ちなみに、フォルクスワーゲンの部品代は、ほとんど国産車と同じか、モノによっては安いくらいなので、この足回りは本当にコストがかかってる部品だと思います。足回りの構造図見せてもらったけど、国産と違ってムチャクチャ複雑で部品点数が多い。
パサートはわりと地味な車なので、走ってみて、ああ運転しやすい車だな、綺麗に動く車だな、という感動がないようでしたら、パサートを選ぶとがっかりすると思います。もしくは、シートの座り心地が、ああやはり国産と違ってよくできているな、という感じを受けるのであれば、それだけでもパサートを選んでみる価値はあるかもしれません。
だいたい値段はクラウンと同じくらいですから、見た目が気に入った、とかいう理由で選ぶと、ちょっと「外車料」を払うことになるかもしれませんね。
こちらがフロントサスですね。4リンクですから、いわゆるマルチリンクの一種と思います。旧アウディA4/A6あたりと設計を共有しており、「世界最良のフロントサスの1つ」と言えると思います。アームはアルミ製です。16インチという、あまり大きくないホイールを履いているせいもあって、足回りはあんまりバタバタすることはありません。
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