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| ここで紹介しますルートは、 冬季は積雪の深いルートになります 相応の技術と装備で挑戦してください。 |
冬山デビューしてみたい、天狗岳へいってみたい、という人へのアドバイスは巻末を参照してください。
夏の記録はこちら(麦草峠から)
夏の縦走の記録はこちら(畑薙−天女山−竜源橋−親不知)
5時に自宅近くで集合しての出撃。途中1度の昼寝をはさんで、渋の湯へは9時半頃到着です。
アプローチ道路は圧雪状態なので登山口まではスタッドレスタイヤが必要です。渋の湯で駐車
場を申し込んで、わきの道路をテクテクと上がっていき、橋を渡ってスタートです。沢筋から
尾根筋へ上がっていくこと30分くらいで小台地へやってきて、ここで尾根にのっかります。
メンヘルじゃなかったメルヘンちっくな樹林の中ですが、展望の類はありません。あんまり赤
テが貼ってないので、トレースがないときはしんどいかもしらんな…と思いました。
唐沢鉱泉の分岐をわけるところで10m位くだり、尾根筋から沢筋へ入ります。頭上がひらけ
てくるとまもなく黒百合ヒュッテです。
せっかく営業しているんで、パウンドケーキを頼んだのですが、…うーんこの位なら頼まない
で自分で持ってくればよかったかなあ、という感じです。で、例によって高い幕営料を払って
テントを設営します。今日のテントは、うちらと、あと学生の団体が大きいテントを張ってた
ので2組。小屋泊は1組だったみたいですが、結構いろんな人とすれ違ったので、日帰り組の
人もいるのでしょう。冬場の定番コースなので、入山者は多く、冬山初級者でもわりかし安心
して入れるルートだと思います。
テントを設営したら、中山峠まで散歩に出ます。1段あがったところまで上がり、天狗岳を眺
めて帰ってきます。夕方からは小雪が舞いました。夕食はボルシチですが、雪の上でなおかつ
鍋の底が、使い込んで平らじゃなくなっているので、煮込んでいる間ずっと押さえてました。
鍋が安定していれば1時間くらい煮込んだところですが、30分が限度です。かたい肉をあむ
あむします。
翌朝の気温はマイナス20度…よりはちょっと暖かいかな。寒暖計で確認したのは−17度ま
でですが、これは一番寒いときじゃないからね…テント内でマイナス15度以下になったのは、
僕ははじめての経験です。ガス缶は抱いて寝たんですけど、それでも火力が出ない。抱いて寝
た水は外に出したら凍りはじめる…あひ〜。でも、覚悟してたよりは暖かいかな。僕のシュラ
フでぐっすり安眠できましたから。でも、かえってきて象足を衝動買いしちまったよ。
2日目の28日は天狗岳へ出撃なので、ちょっとゆったり目に出ます。中山峠から樹林帯を出る
と強風に叩かれます。まあでもまっすぐ歩けるくらいだから、冬山としてはよくある位の風なん
でしょう。東側のふちを歩くときはちょっと緊張して、学生団体と前後しながら1時間ちょっと
くらいで天狗岳の山頂へやってきました。山頂滞在時間、2分。
展望は、周囲の山は概ね見えているんですけど、裾ばっかりの山が多いな…南アルプスはよく見
えましたけど、浅間山や北アルプスはほとんど山肌しか見ることができませんでした。まあ、冬
型が決まった日だから仕方ないでしょう。条件によっては極上の展望が当たるであろうことは容
易に推察できます。
戻ってきた黒百合ヒュッテは、−10度前後と、日が当たって暖かくなっていましたので、テン
トの外にマットをひろげて生姜湯にしました。黒百合ヒュッテから渋の湯までは1時間少々でト
レースさえついていれば特に語るようなところはないでしょう。
*天狗岳へ行ってみたい人に*
えっと、冬山の入門コースみたいないわれ方をしますけど、とくに東側へは転倒するとかなり厳しい状況になる場所があります。ですので、アイゼンをつけた状態で歩いて、アイゼンをひっかけて転倒するようなことがある人は、僕は天狗岳はちょっと無理だと思う。奥多摩の奥多摩湖→御前山や鴨沢→雲取山(どちらかというと雲取より、北斜面の御前山の方が難しいかもしらん)といったルートを経験して、アイゼン歩行は大丈夫だ、という段階になって出かけるのが吉だと思います。
僕のでかけた日は、最低気温で約マイナス20度。体感温度はマイナス30度以下だったはずです。手袋なんかはずせませんので、手袋をつけたままアイゼンをつける練習とか、
あと、ザックの外に水をくくりつけておいたりすると瞬く間に凍っていきますので、水物はザックの中にいれとくとか、基本的な雪上技術は必要だろうと思います。
技術的にとくに難しいところはないと思いますが、なにしろ寒い場所ですので、装備はしっかりしておでかけください
僕らはテントで行きましたが、冬山の経験の浅い人は黒百合ヒュッテの小屋泊ででかけられた方がいいでしょう。
装備
ピッケル : なければないで、なんとかならんこともないと思うんですけど、僕はピッケルなしで天狗登るのはちょっとヤダな、と感じました。えっと、縦走用と称した軽いやつで十分です。長さが選べるのであれば、あんまり短くない方がいいですが、あんまり長いのを買うと後で困ってしまうので、普通の長さ(まっすぐ手を下ろしてスピッツェがくるぶしにくる位)のものを買えばいいでしょう。http://www.tozan.org/dougu/pickel.html
アイゼン : 当然、必要です。それも、6本爪では、たぶんしんどいと思います(僕は6本は使ったことがないので実際の所はわかりませんが) 8本爪ならまあいけると思うんですけど、この際だから前爪つきの12本(女性は足が小さいので10本でも可)を買いましょう。どうせ北八つを逍遥してる人は遅かれ早かれ冬の赤岳に行くことになるんだし、赤岳行くには前爪がないと無理だからね。
わかん : わかんないです。よほどの降雪直後でもない限りは要らないと思いますが…
手袋 : 毛またはフリースの手袋と、オーバー手袋が必要です。手袋は予備を持った方がいいでしょう。
帽子 : 風が強い日は目出帽があった方がいいでしょう。
登山靴 : 革製または新素材でできた靴で、2000m級の冬山対応と銘打たれたものが必要です。布+ゴアとかいうのは、なにぶん2600mの山なので、やめておいた方が無難だと思うよ。
アウター : 寒さ対策さえできていれば、アウターは雨具でもいっか…と、僕は思うんですけどねえ…
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| ぜんぜん関係ない写真からですが、左が測光なり補正なし。右は+0.7補正。ちょっと補正しすぎかな? 雪山で写真撮るときは、少し明るめの方にふった方が雪は綺麗に撮れると思います。と、いうことは、冬山でカメラ使う場合、簡単に露出補正できるやつの方が、使い勝手がいい、ということになりまふ。デジカメ買うときは、簡単に露出補正できるか、露出補正のボタンは手袋したまま操作できるか、チェックして買った方が良いでしょう。多分。 |
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駐車場とアプローチ道路と、トイレの様子。左側の建物がトイレでその奥が駐車場。駐車料金は1000円/日 |
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渋の湯方向を見ます。 |
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ここから登山道に入ります(ふりかえって撮った写真) 右側の建物のところで登山届を提出できます |
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のぼりはじめてすぐのところ。わりとメンヘル、じゃなかったメルヘンな気分が味わえます |
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空の色が綺麗でした。 |
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登山道の様子はこんな感じで、トレースはバッチリついてました |
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休憩中〜 |
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雪景色 |
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ちょっとした台地を通過します |
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樹林 |
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樹林 |
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でもって、黒百合ヒュッテに到着です |
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テントはりはり |
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ちょっと中山峠のほうへおでかけします |
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黒百合ヒュッテのテント場の位置はここ。 |
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黒百合ヒュッテ上の樹林 |
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中山峠方向へ歩きます |
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中山峠到着です |
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ちょっとあがったところから天狗が見えました。右に見えるのが西天狗のピークで、左は東天狗のちょと手前の小ピーク。東天狗は見えていません。 |
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別の角度から…と思ったのですが、レンズが凍って余計なもんが写りこんだ…今日はもうダメぽ |
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そして、こちらが「ありえない夕食コーナー」です。今日の夕食はボルシチ。30分位煮込んでみたのですが、まだかたかった…そして、ぷふー食いすぎ。 でもって、瓶のワインがなぜか2本出てきます…ぷふー飲みすぎ。おいらが寝たあと1本1人で空けたらしいが、明日歩けるのかごらあ |
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朝。絶好の好天に恵まれましたが、風は強かった! |
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中山峠付近です |
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で、天狗岳。いい色になりました。もうちょっと地面を大きくとっても良かったかなあ。 |
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でもって…今日の写真はボロボロです。あとでレタッチしてみようかな。 |
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天狗岳へ近づいてまいりました。ここで、カメラの電池終了。肝心なところでは写真が取れません。 |
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で、帰りに樹林帯へ入ったところで電池を交換したのですが、撮れたのはこれだけで、終了…マイナス20度の世界は、デジには無理があるわな… ちなみに、かえってきたら、電池は満充電状態でした。 |
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| ルート | 渋の湯−黒百合ヒュッテ(泊)−天狗岳−渋の湯 |
| 地図 | 昭文社 八ヶ岳蓼科 Yahoo! (データがありません この欄は互換性のため提供されます) 地形図 (データがありません この欄は互換性のため提供されます) |
| 難易度 | 冬山としては決して難しくはないルートではありますが、アイゼンをひっかけて
いるレベルなら中山峠より上は行かない方がいいでしょう(天狗岳ではなく、丸
山展望台へ行くのなら多分大丈夫です) 冬山初心者なら、奥多摩界隈で一冬修行を積んで、順調に修行の成果が出たなら 春先に北八つデビューする位のスケジュールで考えた方がいいと思います。 冬山としては難しくないルートですが、一応うちのサイトの基準では、☆☆☆になります。 |
| 所要時間 | 渋の湯ー黒百合ヒュッテ 2時間20分 黒百合ヒュッテ−天狗岳 1H30 |
| 別の季節 | 正月をあけると、やはり厳しい冬山になると思いますが、通年で入山者は絶えませんので降雪直後で
もない限りトレースは期待していいと思います。GWは多分まだ冬装備が必要かなあ…
この山域はスノーシューで歩けるルートがたくさんありますが、天狗岳は一応ピッケルがあった方が
いい山です。 夏は快適な登山が楽しめます。小屋前にクロユリが咲きます。 |
| トイレ | 渋の湯のトイレは冬場でもあいています。黒百合ヒュッテのトイレは有料で綺麗。 |
| 水場 | ありませんが、雪をとかして水をつくるくらいの雪の量はありました。 |
| 避難小屋 | ありません |
| 幕営適地 | 黒百合ヒュッテ 1000円 |
| 交通 | 茅野駅から渋の湯行きのバスが出ている模様ですが、時刻や本数は不明 車の場合諏訪ICから40分くらいかなあ。道路は圧雪ですのでスタッドレスタイヤが必要です。駐車場は有料で1日1000円。 |
| 登山計画書 | 登山口で提出できます。用紙、筆記用具とも備え付け。 |
| 問合せ先・参考文献 | (データがありません この欄は互換性のため提供されます) |
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