甲武信岳 2007.9.11-12

区切り線


今回は敗退です。11−12、甲武信岳へいってきました
(毛木平−源流−甲武信小屋(泊)−武信白岩山−十文字峠−毛木平)

僕の登山は、まあ石橋を叩いて渡るほうだと思ってる。ただし、 1つ目の石橋を叩いてOKだったら、3つ目の木の橋まで一気に渡る。

プールが水の入れ替えで臨時休館になったこの週こそ山の稼ぎ時と 思ったのだが、1週間雨マークが見事に並んで、早々に荒海山の約束 もキャンセルになってしまった。
登ろうと思っていたのは、南牧村にほど近い諏訪山。今、台風の影響 で道路が崩落して村が孤立している。ま、この状況であれば軽くパス でしょう。僕は冷たい方だが、麓の村に軍隊が入ってるときに他所も んで来て山に登るほど軽薄ではない。

あいにく金欠である。1人で遠出はしたくないし、台風直後ででかけ たはいいものの登れない、などというのはできれば避けたい。いずれ にしてもこの長雨で今月の予定はクリアにならないのは確定なのだが、 とりあえず予定していた甲武信岳を先に回す。9月の平日でこの雨だ からお客なんかいないだろうと踏んででかけた。

野辺山のセブンイレブンでちょっと時間をつぶした後川上村のナナー ズの開店時間にあわせて、さんまを買う。さっき携帯で小屋と連絡取っ たら小屋番1お客6だという。8匹買ってもいいのだが、お客の数は 確定ではない。お客が増えるのも困るが、日持ちしないさんま。6人 全員キャンセルになったら1人4匹である。それは*なんとしても* 避けたいので、お客さんの分は地元甲州産のももにして2匹だけ買った。 2匹だけのためにさんまより重い保冷剤かよ。悔しいな。

川上村から毛木平へ入る最後の未舗装部分には沢ができていて、ゆっ くり慎重に通過します。普通車で通行可能ですが、僕の車は底を擦り ました。もう少しいくと、道路のど真ん中に軽トラ止めて作業してい る人が。今日びこんなとこまで来る奴は誰もいないってか?さっさと 動かせゴラァ。駐車場覗いたら小屋番の車しか止まってないし。まあ 今日は1人で確定だな。

というわけで、10時少し前に毛木平を出ます。予報に反して少し青 空も出ているので、今日は楽勝かな。と思って林道を1分25秒歩く と、

…これ、沢ですねえ。右の方見ると、山の上の方まで石のゴロゴロが 繋がってます。ああなんか立派な沢みたいです。でも、先月はこの沢 なかったなあ。この林道供用中なんですけど、こんな沢ができてしまっ たらもう白いイストでは通れません(全然意味不明)

川上村はさ、今渦中の南牧村のとなりだからね。台風も相当ひどいこ とになってたんだと思うよ。風で飛ばされた葉もいっぱいあるし、あ あなんかここにも沢ができちゃったなあ。もうこの林道はしばらく通 れないね。重機入れて、まあ1ヶ月は無理か、と思って歩いていくと、 林道終点に白いイストが止まってます。あーあやっちゃったよ。しー らないっと。

今日は荷揚げでないので、荷物も軽ければ足元も軽い。ローカットの 運動靴に毛が生えたようなトレッキングシューズ。こいつで歩いてい くと、ああ、なんか登山道に水が流れてますねえ。テクテクテクずぶっ! ああっ、靴下が濡れてしまいました。先が思いやられます。

登山道は支障がないですが、荒れてます。一部飛ばされた葉で登山道 が若干不明瞭になってる場所があるので、見失ったら周りを見回して テープか踏み跡を探してください。特に気にするほどのもんではない です。

1時間後例の水場で休憩に入って、左岸から右岸へ渡ったあたりが、 登山道が完全に崩落していて、上にまき道がつけられています。地面 はやわらかいですが、特に危ないということもないですし、ロープも はってあるんでわかりづらいということもありません。光は弱いです が、ときおりハッとするような緑に出会う所もあります。

若干ポツポツとしていたので山頂はパスします。毛木平から源流経由 でどうやって山頂踏まないで甲武信小屋へ、というつっこみはご容赦 ください。小屋目の前というところでだだ降りの雨に降られてしまい ました。小屋までは毛木平から2時間40分くらい。普通の足で源流 まで2時間40分+山頂まで1時間というところだと思います。日帰 りする人は一杯います。

夜は暴風雨になりました。小屋どまりだから濡れたりはしないですけ ど、台風直後で地盤が緩んでいるときの大雨ですから、源流ルートの 沢筋で、土石流でもあったらヤですねえ。未曾有の異常気象だから、 未曾有の災害もありうる。兵市さんも死んじゃったし、こんなところ で土砂に埋まったら某ちゃんねるあたりで、あの雨で山に行ったDQ Nがとかなんとか書かれそうだ。お客さんの6人は予想通り5人キャ セルだったしこの天気で山に登ってくるのはアホ。まあここは慎重に なってもいいでしょう。十文字ルートなら尾根筋だし、毛木平と十文 字の間ははるか昔から使われてきた交易路だから危険性も低いはずで す。下山は十文字経由にすることにします。

朝から強い雨が降ってますので、山頂はふたたびパス。結局今山行は 山頂を踏まず敗退が確定します。まあ、今年は30回くらい踏んだか らいいでしょう。まきみちを使って三宝山との鞍部に出て、ややしん どいのぼり。奥秩父の雨ですから味わいは深いですが、俺、雨具嫌い なんだよ…特にあのフードってやつが嫌いでさ。あーもーなんかブツ ブツという気分が、武信白岩山をこえるあたりでピークに達します。 まっすぐ源流を下れば2時間で毛木平なのに、まだ歩いてるんだもん。 それも雨具着て。まあ自分で危ないって判断したんだからしょうがな い。でもこっちのルートも結構危ないぞ。岩も鎖も濡れてて、滑った らかなり痛そうな思いをするところがあります。普段なら靴のフリク ションでいけるところも、慎重に足場を探します。大山をこえて、ま だかあ、と思った頃十文字小屋。でも2時間30分だから、三宝山と 甲武信岳の鞍部にある4Hはどうみても見すぎ。
十文字小屋の中で休憩しているうちに雨はあがりました。

八丁坂から下では、水量の多い沢を4度ばっか足をつっこんで渡り靴 下を絞ります。この時期は防水のきいたカットの高い靴がいいね。っ てこの時期っていつだよ。台風の過ぎた直後か?
千曲川にかかる橋は長い木の橋。3つ目の橋は叩かず渡って毛木平へ 帰ってきます。余計に歩いてきたけど無事に帰ってきたからよかった。

この判断はいい判断だった。この日の雨で再び南牧村は道路崩落のた め孤立。別の山では山小屋が土石流で埋まったというのですから。

| 台風9号の影響で道路が寸断され、孤立地区を抱える群馬県南牧村
|で12日未明、大雨のため星尾地区に通じる県道が崩落し、59世帯
|113人が再び孤立状態となった。
(読売新聞)

| 北丹沢の神の川ヒュッテ(相模原市津久井町青根)が台風9号によ
|る土石流で、壊滅的被害を受けた。
|
| ヒュッテのそばを流れる日蔭沢が増水、土石流を発生させて小屋を
|襲った。
(神奈川新聞)

区切り線

*この山行のデータ(山行日基準)* データの見方
ルート 毛木平−甲武信岳−毛木平。このコースは甲武信岳への最短ルートになりますが、東京方面からですとぐるっと回り込まないといけないので車の走行距離は伸びます。
地図 Yahoo! 甲武信ヶ岳
地形図 金峰山
難易度 のぼり4H弱くらいで、日帰りする人も結構います。危険箇所もなく、源流から先で少々急登があるだけなので体力的にも厳しいルートではないでしょう。
所要時間 毛木平−ナメ滝 2H
ナメ滝−源流碑 1H30
源流碑−甲武信岳 1H
他の季節 小屋が営業していない期間があります(12月〜4月末くらい)お正月の積雪は30センチでたいしたことはあり ませんが、樹林帯の中なので正月すぎには厳しいラッセルになる可能性が大です。GWあ たりは普通に入れますが積雪はあります。シャクナゲは6月で、この時期が一番混雑します。
トイレ 甲武信小屋、毛木平P
水場 支沢の水はすべて飲めるそうですが、沢水はカウントしないのがこのホームページのルールなので。
避難小屋 ありません
幕営適地 国立公園内のため幕営不可。指定地は甲武信小屋
交通 車の場合、須玉ICから1時間30分くらい。終点直前は未舗装になりますが、道路は荒れていません。駐車場は舗装され水平です。区画の駐車場なので、5mより大きい車は基本的に不可。トレーラは切り離してうまく入れれば止められないことはありません。
林道のゲート前は荷揚げに使用しているので、ゲート前にはとめないでください。
登山計画書 不明
問合せ先・参考文献 (データがありません この欄は互換性のため提供されます)
その他  
区切り線
 
最終更新日:
このページはwakkyが書きました。誤りをみつけた方は宛までご連絡ください
山旅メーリングリスト - www.tozan.org

TOP BACK

SEO 冠婚葬祭 無料レンタルサーバー ブログ SEO